がん政策情報センターの概要
がん政策情報センターでは、全国のがん医療、がん対策の「均てん化(全国あまねく質の高い内容が提供されること)」のために、「人的ネットワークの形成」「ベストプラクティス(成功事例)の交換」「アドボカシー(提言活動)の強化」などを支援してまいります。
人的ネットワークの形成
各都道府県のがん対策推進協議会の患者関係委員を始めとした委員の方々、各地のボランティア、地元の医療機関で医療に従事する方々、地域の行政や政治に関わる方々の地域に密着した人的ネットワークの形成促進を支援します。また、ネットワークが地域を越えて横に広がり、情報や成功体験の交換が行われることを応援します。
そのために当ホームページを運営し、メールマガジンを発行し、メーリングリストも提供します。
また、「がん対策サミット(仮称)」も開催します。都道府県がん対策推進協議会患者委員、国会議員、行政担当者、医療関係者などが一同に介するイベントで、がん対策の成功事例を交換し、がん対策の優先事項を議論し、取り組みの強化のための認識合わせをするための機会です。
こうしてがん対策に意欲的に取り組む方々の地域に根ざした全国ネットワークの形成が進むことを支援していきます。
ベストプラクティス(成功事例)の交換
各地でがん対策のベストプラクティス(成功事例)がたくさん生まれてきています。こうした先行事例や創意工夫を知ることは、他の地域にも大いに参考になると考えられます。しかし、障壁は、こうした情報が簡単かつ十分に伝わる仕組みがまだ作られていないことです。そこでがん政策情報センターでは、各地のベストプラクティスを集め、掲載し、伝えることを進めていきます。
各地の人的ネットワークも活用し、多くの事例を収集し、当ホームページに「がん政策バンク」「がん対策バンク」とでもいうべきデータベースの構築を目指します。また、それが人的ネットワークや情報網に乗って各地に広がることを促進します。
“アドボカシー(提言活動)”の支援
アドボカシーという英語にぴったりとくる日本語はまだないようです。アドボカシーとは、あるテーマが社会において優先事項として取り組まれるよう、その重要性を訴える声をあげることを意味しています。がん対策アドボカシーとは、言い換えれば、がん対策の“応援団”です。ここでは、仮に「提言活動」としておきます。がん対策が進展するためには、がん対策に関するアドボカシーが活発になり、広がることが重要だと考えられます。
がん対策のアドボカシー活動をする人は、患者、医療関係者など、さまざまな立場がありえますが、現在、多くの地域で、患者(家族、遺族)の立場でアドボカシーをする人々が、がん対策の強化をリードするようになってきました。地域のがん対策が進展するには、こうしたアドボカシーの活動が深まることが大きな役割を果たすでしょう。
アドボカシーを強化するには、地域の政治家や行政担当者とのコミュニケーションの方法、自分たちの意見の上手なまとめ方などを学ぶことが、有効と考えられます。がん政策情報センターでは、各地のアドボカシー活動の事例紹介、成功体験を持つ仲間からの学習機会や基礎的トレーニングの提供などを行い、地域に根ざしたアドボカシーの浸透を側面から支援してまいります。