がん政策情報センターとは



がん政策情報センター長
埴岡 健一

日本各地のがん診療の状況には、がんにかかる率、がんの治療成績、がんで死亡する確率など、多くの点で大きな格差が存在するのが現状です。また、がんによる死亡を減らし、患者や家族の身体やこころの痛みを取り除くというがん対策の目標に対する取り組みにも、都道府県や地域によって、大きな違いが存在しています。

一方で、各地で国には見られない創意工夫も多数生まれてきています。「がん対策基本法」の下に設置された「がん対策推進協議会」によって策定された「がん対策推進基本計画」に基づき、それぞれの都道府県で「がん対策推進協議会」が開催されて「がん対策推進計画」が作られたことが契機となり、各地の患者関係者、医療関係者、行政関係者などが連携して地元発のアイデアを実施に移しているといった事例も、急速に増えてきました。

こうした先行事例などのベストプラクティス(成功事例)が深められると同時に横に広がっていけば、日本のがん医療の「均てん化(全国あまねく質の高い内容が提供されること)」が実現する可能性があります。

がん政策情報センターは、日本のがん医療の均てん化のために、各地で頑張る関係者のために、情報を提供し、支援を行ってまいります。 (2008年6月3日)